優奈の溜息・・・

ずぶ濡れの犬が歩いていた

雨の中・・・たった一匹・・・

オマエハツヨクツヨクイキテイケ

心の中で呪文の様に呟いた


近寄る者は誰もいない

近寄らす事もしない

誰の事も信じず・・・


オマエハツヨクツヨクナレ

心の中で呪文の様に呟いた


こんな雨の中

ずぶ濡れの犬が歩いてた・・・

出来る事をする事は簡単で

知っている事を知っていると言う事も簡単。


出来ない事を出来ないと言う事が大切で

知らない事を知らないと言える事が大切。


この世はこんなにも難しくて複雑で

時として私達は色んな所で無理をしてしまい

自分自身を傷付けてしまうから。


簡単な事と大切な事を履き違えないように生きていきたい。

ご主人様が微笑んでくださるから

私は今日も生きている。


ご主人様が微笑んでくださるから

私は今日も鎖に繋がれたまま生きている。


ご主人様が微笑んでくださるから

私はじっとここで生きている。


ご主人様の微笑みがずっとずっと

私に向けられています様にと願いながら

私はずっとここで生きてゆく・・・

籠の中の私と私

夜明けの晩に

私と君が出逢ってしまった

後ろの正面は誰・・・



さよならさよなら

かごめかごめと口ずさみながら

籠の中の私と君に

さよならさよなら・・・

私自身をもう一度見つめなおす事

そんな時間を持てた事に感謝しながら

旅に出てきます・・・



良いものを沢山吸収して帰ってこれたらと

そんな時間を持ちたいと願いながら

旅に出てきます・・・

先ずは・・・

何から始めようか?

あれもしたい

これもしたい

全部すればいい

時間は十分にあるんだから・・・



少し立ち止まっていた時間は

無駄な時間ではなく

輝く未来への架け橋となる時間だったんだ・・・



何かを創ろうとする君と

何かを繕うする僕と

きっとうまくいくと思うのは

僕だけかい?



さぁ・・・

何から始めようか?

一緒にいる時間はとても楽しいもので

一緒にいる時間はとても嬉しいもので

一緒にいる時間はとても温かいもので

一緒にいる時間はとても優しいものだった・・・



今の私達は

一緒にいる時間は傷付けあい

一緒にいる時間は罵りあい

一緒にいる時間はとても苦しく

一緒にいる時間はとても長い・・・



二人でいても寂しいならば

二人でいても悲しいならば

二人でいる意味は何処にもない・・・

笑うこと

泣くこと

怒ること

生きること

その為に戦うこと

みんな大事

草も木もみんな大事を生きている・・・

空が青かったから・・・

空があんなに青かったから

私はおまえを殺した



だって・・・

あんなに青い空の下で

おまえが生きている事が許せなかったんだもの



でも・・・

私に首を絞められながら

おまえは微笑んでいた



最後の言葉が「アリガトウ」なんて

笑っちゃうわね・・・



とってもとっても青い空の下

おまえは私に殺された

おまえは私に殺された・・・

何処まで頑張れるか見届けてあげる

捨てられたと悩んで嘆いて泣くがいい


何処まで耐えられるか見届けてあげる

お願いだからと頼んで縋って泣くがいい


何処まで変われるか見届けてあげる

強くなったからと勇んで進んで鳴くがいい


最後までちゃんと見届けてあげるから

最後の最後まで…

ちょっと待ってて

すぐに用意するから



ちょっと待ってて

すぐに化粧するから



ちょっと待ってて

すぐに電話するから



ちょっと待ってて

すぐに笑顔になるから



ちょっと待ってて

ちょっとだけ待ってて

すぐに君に逢いにいくから・・・

欲しいのなら

いくらでもあげる

欲しいのなら

欲しいと言ってごらんなさいな・・・



欲しいのなら

いくらでもあげる

欲しいのなら

素直になってごらんなさいな・・・



欲しいのなら

いくらでもあげる

欲しいのなら

乞うてごらんなさいな・・・



欲しいのなら

いくらでもあげる

欲しいだけあげる

欲しいのなら

欲しいと言ってごらんなさいな・・・

彼女の強さに惹かれた

何にも動じない強さに・・・



彼女の美しさに惹かれた

花でさえ俯いてしまう美しさに・・・



彼女の明るさに惹かれた

太陽でさえ笑顔になる明るさに・・・



彼女の厳しさに惹かれた

風でさえ吹くのを止めてしまう厳しさに・・・



彼女の儚さに惹かれた

この手に抱けば壊れてしまう儚さに・・・

天真爛漫に生きていきたいの

私は誰にも縛られない

私は誰も縛らない・・・


天真爛漫に生きていきたいの

私を誰も傷つけないで

私は誰も傷つけない・・・


天真爛漫に生きていきたいの

私は私らしく生きてゆく

明日も明後日も来年も・・・


天真爛漫に生きてほしい

貴方は貴方らしく

明日も明後日も来年も

ずっとずっと・・・

遊ぼうよ

何もかもに興味津々で

何かを発見する度に目を輝かせていた頃のように・・・



遊ぼうよ

何も難しい事なんて考えず

ただ笑っていた頃のように・・・



遊ぼうよ

そこにいたって同じだよ

楽しい事は待ってたって始まらないんだ・・・



遊ぼうよ

笑おうよ

叫ぼうよ

踊ろうよ

歌おうよ

楽しもうよ

これでもかってくらいに・・・

全てを掴んだはずだった

全てを掴んでたはずなのに・・・



少しづつ少しづつ

掌からこぼれてしまってた・・・



全てを掴んでたはずだったのに

掌はこんなにも力強く握り締めていたのに・・・



こぼれた欠片を探して探して探してみたけれど

風に飛ばされてしまった欠片は見つかるはずもなく・・・



たった少しだけ残ったそれを

私はただ見つめていた

ただ見つめていた・・・

守ってあげたいんだ

君の事を

君は色んな事に傷ついてしまってるから・・・



守ってあげたいんだ

君の事を

君は誰の事も信用できなくなってしまってるから・・・



守ってあげたいんだ

君の事を

君のあどけない笑顔が見たいから・・・



守ってあげたいんだ

君の事

君の無邪気に笑う声が聞きたいから・・・



守ってあげたいんだ


守ってあげたいんだ・・・

攻撃は嫌い

それは自分の弱さを認めるという事だと思うから


反撃は嫌い

それは相手の事を認めないという事だと思うから


攻撃はしない

そんなに弱い人間ではないから


反撃はしない

そんなに賢い人間ではないから


全てを許すなんて

マザーテレサの様な生き方は出来ないけれど

全てを受け入れようとあの時心に誓った


攻撃も反撃もしないって

静かに心に誓ったんだ・・・

私の身体は貴女のおもちゃ

どうぞ壊れるまで遊んでやってください



私の身体は貴女のおもちゃ

どうぞ飽きるまで遊んでやってください



私の心は貴女のおもちゃ

どうぞめちゃくちゃに引き裂いてやってください



私の命は貴女のおもちゃ

どうぞ逝かせてやってください



私の全ては貴女のために

私の全ては貴女だけのために・・・